くじらは長崎にあり。
長崎県下では、平戸市のつぐめの鼻遺跡から鯨の捕獲や解体に使った石器や、対馬市の佐賀貝塚から鯨の骨で作った道具が出土するなど、鯨との関係は縄文時代から始まっています。
江戸時代の長崎県下は、当時の古式捕鯨の中心地であり、壱岐、対馬、五島、平戸の各地に漁場が点在し、多くの鯨組(捕鯨を行う組織)が操業していました。捕鯨業は江戸時代最大の産業であり、沿岸住民に多くの雇用を生み出したため、「くじら一頭で七浦が潤う」と言われるほどでした。
捕鯨漁場からも近く、出島貿易で栄えた長崎には、裕福な人々が暮らしており、高級で美味しいとされる部位(ハシカワやウネス)が届けられ、洗練された鯨食文化が発展しました。今も、県民一人あたりの鯨肉消費量は日本一を言われています。
くじら料理が食べられる飲食店は、店頭の「くじらあります」の暖簾が目印!
鯨肉取り扱い店舗一覧
鯨と海の幸 井上海産物「勇魚」 | https://www.e-isana.com/ |
株式会社 日野商店 | http://www.hino-s.co.jp/index.html |
鯨専門店 くらさき | https://www.kujira-shop.jp/ |
有限会社 井上商店 | https://www.inoue-kujira.com/ |