長崎のさしみが美味しいワケ
Reason1:海
世界中の魚の10%以上が漁獲され、多くの回遊魚が産卵、生育のために集まる「魚のゆりかご」東シナ海・黄海。
日本本土最西端に位置する長崎の海は、世界稀な超優良漁場なのです。
海水温、海底まで日光が届く大陸棚や対馬暖流、魚の住処となるリアス式海岸、狭い地域に岩場や砂場など変化にとんだ地形などの条件が揃い、全国1位の魚種の豊富さ。
しかし、壱岐玄界灘や対馬西側など特に好漁場の魚は、それぞれ福岡や金沢、築地などに水揚げされているという実態も…。(のどぐろ、アナゴなど)
Reason2:土地・文化
豊富な魚の種類だけ、美味しく届ける技があります。
魚の種類日本一の長崎は、その技術が受け継がれ日々進化する、人と魚が共生するまち。
魚種別の締め方、裁き方、保存の方法、切り方、最適な食べ頃など、それぞれの魚を美味しくいただくための技術が伝承されているのです。
Reason3:技
お魚を美味しくいただくための”技”があります。
● 野締め…生きたまま氷につけ鮮度を保ちます
● 生き締め…血抜き、水洗い、その後氷につけ鮮度を保ちます
● カット…魚種や部位によって、おいしい”切り方”が違います
● 冷凍技術…ブライン凍結、急速冷凍等の技術の発達で、長崎の美味しいお魚を全国へ流通可能になっています
Reason4:食べ方
豊富な魚の種類だけ、最適な食べごろや食べ方があります。
● 食べごろ…新鮮さや、熟成度など、魚種や部位によりおいしい”食べごろ”があります
● 食べ方…熟成、湯びき、昆布締め、炙り、冷水締めなど、魚種や部位によりおいしい”食べ方”があります
● 調味料…青もの、白もの、クジラなど、それぞれの魚種にマッチする醤油や、土地柄による味つけなど、”調味料”もそれぞれです